VOL.11 CHIHIRO NAKAMOTO

ROSSO WOMAN
VOL.11CHIHIRO NAKAMOTO

CHIHIRO NAKAMOTO
中本 千尋|フードデザイナー

雑誌で見る、キュートで艶やかな笑顔と
イベントなどで見る、手際よい立ち居振る舞い。
独自のセンスで私たちに美味しい時間を届けてくれる、
フードデザイナー・中本千尋さんが、
ROSSOのチェックマキシスカートを着こなします。

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食には、人の心を繋げる力がある

「小さい頃、両親が喧嘩をして、口を聞かない日がありました。
彼女は懐かしそうに話し始めた。「6、7歳の頃だったと思いますが、幼稚園児にも分かりやすい料理本をもらったんです。人を楽しませたり驚かすことが大好きだった私は、誰よりも早起きし、その本を見ながら朝食を作ったことがありました。やっと皆が起きて食卓を見たときに『うわー!』って。驚いてくれたんです。喧嘩をしていた両親が、思わず楽しそうに話していましたね。」その朝彼女が作ったのは、トマトをくり抜き、冷蔵庫に残っていた(おそらく)ポテトサラダを詰め込んだ、“トマトのファルシ”。パンと簡単な卵料理を付けた、驚きの朝食だ。思わず両親が目を合わせ、言葉を交わす光景が浮かぶ。「食には、人の心を繋げる力があるのだと思いました。」

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私は、食時間をデザインする人

「うどんは粉と水と塩だけでできますし、ケーキは粉と砂糖と卵があれば焼くことができます。魔法みたいで楽しくて。小さい頃の朝食の記憶と、そんな魔法のような料理の魅力から、食の世界で生きていこうと思うようになりました。」小学生の頃から、自らの道を決めていたと言う。当時見ていた情報番組に料理研究家が出ているのを見て、どうやったらこの人たちのように楽しそうに料理をすることができるのか、気になったそう。「でも自称です。って答えていて(笑)。私でもなれる気がしました。」幼少期の記憶が、その人のアイデンティティを作ることになるのだ。
そうして彼女は今、自らを“フードデザイナー”と名乗り、食の世界で幅広く活躍している。「私は、食時間をデザインする人です。お店で食事を提供したり、ケータリングをしたり…料理をすることはもちろん、イベントのコーディネートなど、テーブルの上だけでなく、食事の時間や空間すべてをデザインしています。」

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どんな仕事も、会って想いを伝え合う

彼女は仕事をするときに必ず行なっていることがある。「メールのやり取りだけでは業務的ですし、自分の気持ちが伝えられないので、可能な限り仕事をいただく相手には会いにいくようにしています。今年の初めにも、あるガラス製品ブランドのイベントコーディネートのために、九十九里浜の工場まで行ってきました。23人もの作家さんたちが、日本の工場で丁寧に製品を作っている姿を見て、刺激を受けました。休み時間になると作家さんたちが自由に練習をしているんです。材料費がどれだけかかっても、練習して良いという工場の考えに感動しました。クリエイティブな環境づくりが整っていて、皆さんやりがいを感じていました。それを消費者の方にも伝えるべく、イベントをコーディネートしました。これは、会いに行かなければ分からないことです。」彼女が作り出す食時間は、幼い頃に感じたまま、人の心を繋げるものなのだ。

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今回、ROSSOのアイテムから千尋さんが選んだのは、チェックのマキシスカート。
「マキシスカートって、生地やデザインによっては重たい印象がありますが、これはとても軽やかで、 足のラインも綺麗に出ます。」シワ感のある独特の生地が、揺れるたびに表情を変え、爽やかな印象を与えてくれるスカート。発想力豊かな彼女にぴったりの一着だ。
「今日は白いトップスを合わせ、カジュアルに着てみました。天気の良い日にピクニックに行きたくなるコーディネートです。」
そう話しながら笑う彼女の頭の中は、もう楽しい食時間を想像しているように見える。
ファッションも、彼女においては大切な食時間におけるひとつの材料なのかもしれない。
彼女はいつだって、美味しい時間を届けてくれる。

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PICK UP ITEM

リネンオーバージャケット

アシメチェックマキシスカート

ネイビー×ブラウンのチェック柄マキシスカート。ヴィンテージを思わせる自然なシワ感と、フワリと広がる女性らしいシルエットによって、歩くたびに裾が軽やかに揺れる。サイドの柄には変化を持たせているため、優しい日差しによって様々な表情を見せてくれるはず。

Skirt
¥15,120 (tax in)

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